このたび弊社は設立50周年という節目を迎えることができました。
弊社は、昭和49年12月20日に、日本での農業土木コンサルタンツづくりの推進組織として昭和32年12月10日から16年間活動を続けていた「財団法人日本農業土木コンサルタンツ」から分離独立し、「株式会社日本農業土木コンサルタンツ」として設立されました。英文の名称を「Japan Irrigation and Reclamation Consultants」とし、その頭文字を取った「JIRCO(ジルコ)」を通称として使用しました。
設立30年目の平成16年に、社名を「日本農業土木コンサルタンツ」から、設立当初から通称として使用し広く浸透していた「ジルコ」に変更しました。英文の名称は「Japan Irrigation-drainage and Rural engineering Consultants」に変更して現在に至っています。ReclamationからRural engineeringへ。農業農村を取り巻く時の流れを感じます。
会社設立以来、当初はインドネシアやフィリピンでの海外事業も手掛けていたほか、用排水路、頭首工、用排水機場、ダム・ため池、道路、橋梁、農地整備、地区調査、事業計画、環境整備、集落排水、機能診断調査など、それぞれの時代で農村地域に必要とされた調査、計画、設計、地区ごとの個別の課題解決など、農業土木に関するあらゆるコンサルタント業務に携わってきました。
弊社がこれまでに経験してきた数々の変化も、決して容易なものではありませんでした。技術の進化、顧客のニーズの多様化、プロポーザル方式による競争の激化、国際的な貿易交渉や国内情勢による農業農村をめぐる環境の大きな変化など様々な課題に直面してきましたが、社員が一丸となって乗り越えてきました。
今後も、社員一同の英知を結集し、農業農村を取り巻く情勢の変化を踏まえ、「解決する力」で農業農村に貢献し続けること、顔の見える経営となることを目指して様々な取組みを続けていきます。
令和6年(2024年)12月20日
代表取締役上月 良吾